出産・教育 … 妊娠、出産、教育を経て、次世代を育成
異人種 … 遺伝子を操作し、特殊な人類を創造
メカノイド … メカノイドの操縦・作成、代償として環境汚染
内容的には3つに分類できます。1度のプレイで全てに手を出すと、メカノイドを量産して生物が住みづらい環境になったり、子供が成人する前にクリアしてしまったりするので、最初にはっきりとコンセプトを決めておいた方が良いと思います。
一度のプレーでBiotech要素を全部楽しみたい方は、最初のシナリオ設定で不時着かロストトライブを選ぶことをおすすめします。
メカニターも吸血鬼も、イベントでほぼ確実に加えることができますが、優秀な遺伝子は、ゲーム開始時にオリジナル種族で加えておかないと、目にする機会がほぼありません。初期入植者が多ければ、それだけ幅広い遺伝子を加えておくことができます。1人でも遺伝子を持っていれば、専用設備を利用して遺伝子を複製できます。
Biotechで新シナリオが2つ追加されましたが、どちらも初期入植者が少ないですし、関連イベントの一部を体験する機会が失われてしまいますので、むしろBiotech要素が制限されてしまいます。
人 | 吸血鬼 | 家畜 | メカ | |
---|---|---|---|---|
加入方法 | 勧誘など | イベント | 手懐け | 工芸 |
可能な仕事 | 苦手以外 | 苦手以外 | 運搬のみ | 担当のみ |
労働力 | 高い | 高い | 低い | 低い |
能力成長 | あり | あり | なし | なし |
主な食べ物 | 食事 | 食事と血 | 草か肉 | 電気 |
近接攻撃 | 人種次第 | 強い | 強い | 普通 |
遠隔攻撃 | 人種次第 | 強い | 不可 | 普通 |
欠損の修復 | 義肢 | 義肢 | 欠損 | 簡単修復 |
蘇生 | 限定的 | 限定的 | 限定的 | 簡単蘇生 |
免疫力 | 普通 | 完全耐性 | 高い | 完全耐性 |
炎耐性 | 装備次第 | 弱い | 弱い | 完全耐性 |
毒耐性 | 装備次第 | 完全耐性 | 弱い | 完全耐性 |
資産価値 | 高い | 高い | 低い | 普通 |
問題 | 精神崩壊 | 精神崩壊 時々死眠 | なし | 汚染 |
人間の労働力は、1日14時間労働なら、約58%です。メカノイドの労働力は、25%の作業効率で5日働いて、1日充電するので、約21%です。
メカノイドの最大の長所は、修理や蘇生が簡単なことです。短所は、汚染が発生することです。過酷な土地ほど、メカノイドが活きます。
遺伝子を操作して、通常の人類にはない特性を持たせることもできます。遺伝子の種類も豊富です。
異人種を作るためには、まずはその人から遺伝子を抽出して、それから手術をします。手順がやや分かりにくいので、Biotech遺伝子で解説します。
異人種の派閥や個人も追加されていますので、異人種を直接仲間に加えることもできます。勧誘は、戦力になるまでの期間が出産よりも早く、メカノイドのような環境汚染も発生しませんので、Biotechの新要素の中では使いやすいです。詳細はBiotech異人種をご覧ください。
いわゆる吸血鬼です。種族の1つですが、独自のシステムが複数あり、専用の設備も複数ある、かなり特別な存在です。詳細はBiotech吸血鬼(サングオファージ)をご覧ください。
各ユニットの遺伝子情報を確認すると、[生殖細胞遺伝子]と[異種遺伝子]に分かれています。[生殖細胞遺伝子]は、親から子へ引き継がれます。[異種遺伝子]は、[異種胚]により変更できます。
手術で[異種胚]を入れると、[異種遺伝子]に新たな遺伝子が追加されるのではなく、完全に入れ替わります。[異種遺伝子]と[生殖細胞遺伝子]の遺伝子が競合する場合、[生殖細胞遺伝子]側の競合する遺伝子が無効化されます。
メカリンクを埋め込んだ人だけが、メカノイドを生産・操作できるようになります。この人物をメカニターと呼びます。メカノイドの生産に関係するのが工芸スキルですので、工芸スキルの高い人物をメカニターにすると良いです。
逆に、メカニターに不適格なのは、屋外作業(採掘,調教,交易)が主な人物です。徴兵したメカノイドはメカニターの近くでしか指示できませんので、メカニターが外出していると、輸送ポッドの襲撃などにメカノイドなしで対応せざるを得なくなります。サングオファージも、死眠中に襲撃が来ると対応に困ります。
メカニターのシナリオで開始するのがお手軽ですが、途中からメカニターになることもできます。詳細はBiotechメカノイドをご覧ください。
作業用メカノイド、戦闘用メカノイド、ボス級メカノイドが追加され、合計20種になりました。
メカニターが最初に操れるのは作業用メカノイドで、イベントを進めることでボスが登場し、ボスを倒すことで上位のメカノイドも生産できるようになります。
新メカノイドは、通常の襲撃にも登場します。
作業用メカノイドを常時利用していると、有毒廃棄物パックがかなり出ます。メカノイドに特化させたい場合は、毒に強い種族だけを仲間に加えれば、汚染を気にせずにメカノイドを運用できます。
人間主体の場合は、戦闘用のメカノイドだけを利用し、戦闘後は休止モードにしておくと良いです。作成時に有毒廃棄物パックがでますが、運用時の有毒廃棄物パックはほとんど出ません。
汚染に最も弱いのがペットです。メカノイドとペットは相性が悪いので、植物が豊富な土地ではペット、極限の環境ではメカノイドを利用するのがおすすめです。
人間の襲撃にも派閥ごとに個性が出るようになりました。DLCなしの状態と比較すると、近接攻撃が大幅に強化されたため、もはや蛮族は楽な相手ではありません。
メカノイドの種類も増えたのですが、その特徴さえ知っていれば、特に強くはありません。難易度で言えば、Royaltyのメカノイドクラスターの方が圧倒的に脅威です。
有毒廃棄物パックから虫が湧くイベントも追加されました。拠点の冷凍室に溜め込んでも、襲撃や太陽フレアで破裂する可能性がありますので、拠点外やマップ外に投棄するのも良いです。
RimWorldの世界に汚染の概念が追加されました。
汚染の発生源
・初期設定
・有毒発電機
・劣化した有毒廃棄物パック
・メカノイドの製造
・メカノイドの充電
汚染の影響
・一部の植物以外は植えられない
・木の種類が変化
・動物の種類が変化
・虫が通常生物として地表に出現
・有毒廃棄物パックが劣化すると虫の襲来が発生
・汚染した土壌の上では生物に毒素が蓄積
死の灰と同じシステム
・異人種によっては汚染に耐性
・メカノイドは汚染の影響を受けない
汚染の回収
・Pollution removal areaの範囲を入植者が掃除
有毒廃棄物パックが発生
・汚染ポンプで汚染物質を回収
有毒廃棄物パックが発生
汚染の除去
・自然界に生えるPolux tree
交易などでポルクスの種を入手可能
・他地域に有毒廃棄物パックを投棄
・廃棄物パック分解装置で有毒廃棄物パックを焼却
有毒廃棄物パックとして回収することは難しくないのですが、完全に除去する方法は限られます。詳細は異種族汚染拠点の実例をご覧ください。
新発電機の有毒発電機が追加されました。研究が楽で、燃料が不要で、24時間安定して1400Wを発電するのですが、3日おきに6タイルずつ汚染します。
汚染の除去方法が限られますので、有毒発電機は使わない方が無難です。
Biotechでは、任意の入植者から任意の対象へアプローチできます。これに成功すると、2人は恋人関係になります。成功率は以下の通りです。
・相手の性別が恋愛対象(基本的に男性と女性)
・年齢が近いほど成功率上昇
・相手からの評価が高いほど成功率上昇
・美しさが高い人ほど成功率上昇
評価を効率的に上げる方法は、捕虜の勧誘をすることです。雑談の段階で評価が徐々に上がり、勧誘に成功した時にさらに評価が上がります。社交が高い入植者が複数いる場合は、捕虜と恋愛できる入植者を勧誘担当にすることで、その後カップルになりやすくなります。
面白いのが、どちらから声をかけるかで成功率が異なることです。自分が評価している相手に声をかけるのではなく、自分を評価してくれている相手に声をかけると良いです。[美しい]や[かわいい]がある人から声をかけると良いです。
つまり、自分が好きな相手に告白するのではなく、自分を好きな相手に告白するのが成功しやすいです。
この恋愛に失敗した場合、声をかけた方の心情が下がります。連続で告白することも可能です。心情低下は3日間で、この効果は累積します。サイコスードや結婚式など、心情が高い時に挑戦すると良いです。
付き合った後は、同じダブルベッドで同じ時間帯に寝ることも重要です。就寝時間が合う相手を恋愛対象に選ぶと良いです。サングオファージは、死眠の期間はどうしても別々に寝ることになるため、一時的に別れるリスクが上がります。
ちなみに、二股も可能です。仮に成功しても、複数の相手と交互に寝るとなると、プレイヤーの操作がかなり面倒ですので、基本的に二股は狙わない方が良いと思います。
入植者同士の性行為により、妊娠することがあります。妊娠期間は18日で、妊娠中は能力が下がります。人工受精により、恋人ではない相手の子供を妊娠することもできます。
出産すると、育児が始まります。赤ちゃんの食事は授乳やミルクなどで、赤ちゃんにより入植者の心情にも変化が生じます。
子供には学習意欲が存在し、様々な行為を経験します。7歳、10歳、13歳の際には、取得する特性や情熱を選択する機会が得られます。
労働力を得るだけなら、出産は勧誘などよりもかなり非効率です。長時間プレイで成長や人間関係を楽しむための要素です。
人工生育槽で子供を成長させることもできます。子供が早く成長するメリットがありますが、特性や情熱を選択する機会は得られません。そのため、単純作業や消耗戦目的で利用するのが現実的です。
言葉にするのも恐ろしいのですが、人皮や内臓を目的に家畜のように生産することもできます。この世界観を想像すると、単なる亡命クエストが[約束のネバーランド]のように思えてきます。