管理人がどのような順序で拠点を作成しているのか、その実例をご紹介します。反省点は赤字で追記します。
・設計図
実例 | Version | 気候 | コンセプト |
---|---|---|---|
初心者向け実例解説 | 1.3.3080 | サバンナ | 大農園,出城 |
中級者向け実例解説 | 1.4.3641 | 針葉樹林 | 温室栽培 |
洞窟永住拠点の実例 | 1.3.3287 | 温帯森林 | 岩盤バリアー |
unstable 1.5の実例 | 1.5.4034 | 温帯森林 | 新要素確認 |
帝国クリアの実例 (帝国クエストクリア) | 1.3.3117 Royalty | 砂漠 | Royalty紹介 スキップ防衛 |
反帝国プレイの実例 (宇宙船建築クリア) | 1.3.3117 Royalty | 温帯森林 | 派閥数調整 帝国と敵対 |
超能力部族の実例 (着陸した宇宙船クリア) | 1.3.3117 Royalty | 温帯森林 | 研究禁止 アニマツリー |
Biotech実例解説 | 1.4.3613 Biotech | サバンナ | 新要素紹介 |
異種族汚染拠点の実例 | 1.4.3524 Biotech | サバンナ 汚染 | 除染,異種族 |
メカニターの実例 | 1.4.3531 Biotech | 温帯森林 | メカノイド |
教育永住拠点の実例 | 1.4.3542 Biotech | 温帯森林 | 全体開発 |
大氷原吸血鬼の実例 | 1.4.3563 Biotech | 大氷原 | アウトレンジ |
単身クリアの実例 | 1.4.3580 Biotech | サバンナ | 資産削減 |
Anomaly検証プレイ (アノマリークリア) | 1.5.4063 Anomaly | 熱帯雨林 | DLC紹介 |
極寒グールの実例 (アノマリークリア) | 1.5.4069 Anomaly | 大氷原 | グール量産 襲撃規模計測 |
単身クリアの実例 (アノマリークリア) | 1.5.4085 Anomaly Royalty | 砂漠 | 完全な孤独 資産削減 火攻め |
アンビエントホラー実例 (宇宙船建築クリア) | 1.5.4085 Anomaly | 温帯森林 | 存在100% アビリティ |
新しい実例ほど洗練されています。また、バージョンアップにより使えなくなった攻略方法もあります。基本的に新しい実例ほど参考になると思います。
制限ゾーンのないペットを無理やり戦わせる方法として、敵の侵入経路でマッファローなどを飼ってみます。システム的に機能するのは確認済みですが、どの程度効果的か実戦します。
メカノイドの破壊タイプへの対応として、敵の射程外から軍用ライフルで倒す方法を確かめてみます。移動速度の落ちる大氷原では、特に効果的と推測します。
人間の破壊タイプへの対応として、拠点の四方に出城を作ってみます。出城は温帯森林拠点の実例1.3でも試しましたが、四方に作ることで、破壊誘導の必要がなくなります。
これはプレイ開始前に作成した設計図です。大氷原拠点の実例(新)と基本的に同じですが、ペーストディスペンサ周辺が異なり、それに合わせて備蓄部屋も調整しました。
ペーストディスペンサの正面を柵で囲い、ここでマッファローを飼います。エサは栄養補給ペーストです。この位置で侵入した敵をせき止めることで、入植者が安全に攻撃できるはずです。また、この防衛部分は備蓄部屋にもなっていますので、気温さえ下がれば、栄養補給ペーストも劣化しません。
Version 1.3.3074
シナリオ:不時着
AIストーリーテラー:カサンドラ
難易度:勝ち目のない楽しさ
シード値:改悪
人口:混雑
降下地点:69.75N 11.07W
難易度以外は初期設定で開始します。MODも不使用です。この実例と同じシード値と降下地点を選べば、全く同じ環境でプレイできます。ただし、今後のアップデートによって、同じシード値でも地形が変わる可能性があります。
物 | 鉄 | 木 |
---|---|---|
木製ストーンカッター | 30 | 75 |
ペーストディスペンサ | 125 | |
岩製研究卓 | 25 | |
木製食肉加工台 | 95 | |
木製扉4枚 | 100 | |
岩製ポーカーテーブル | 30 | |
電気スタンド | 20 | |
風力発電機1基 | 100 | |
太陽光発電2基 | 200 | |
バッテリー1台 | 70 | |
太陽灯 | 40 | |
水耕栽培器5台 | 500 | |
合計 | 1110 | 300 |
開始時所有量 | 1170 | 300 |
水耕栽培器を5台作ることが序盤の目標です。木材は貴重で、スチールも大量に消費するため、ゲーム開始時から計画的な資材管理が必要になります。
初期ペットはネコです。とりあえず制限ゾーンで料理を食べられないようにして、適当なタイミングで屠殺します。
3人全員が冷凍睡眠症で開始し、ほとんどの物を岩製で建築したため、たったこれだけの部屋でも建築に丸二日かかりました。
大氷原で開始した際は、部屋に間欠泉を入れると良いです。これで電力なしで室温が上がります。夏場の間は室温が上がり過ぎるので、部屋は広めで、天井も一部空けておくと良いです。
初期食料が尽きる前に水耕栽培器で米を育てる必要があるため、ここからは時間との勝負です。時間割を調整し、研究担当2人が昼夜二交代で研究します。研究順序は、バッテリー、水耕栽培器、太陽光発電の予定です。
これは偶然かも知れませんが、最初にメガスロスが1頭いただけで、他に野生動物が全くいません。以前なら、ユキウサギも3匹くらいいたので、もしかしたら、野生動物の出現率にも調整が入ったのかも知れません。
水耕栽培器の研究が完了し、早速建築しました。発電力は全然足りませんが、今の充電量が切れる前に急いで太陽光発電を研究する予定です。
そしてこの日、イベントで仲間が加わりました。雑用しかできない人物で、流血嗜好者や悲観主義者がありますので、いない方が良い人物です。
冬季はキャラバン隊の移動速度も低下します。大氷原の場合、標準の移動難易度が1.5ですので、その境目を調べることで、もうすぐ拠点の緯度も冬季扱いになることが分かります。
そこで、早速不要な仲間を奴隷にして、キャラバン隊で売りに行き、マッファローをツガイで買いました。現在、食料不足ですし、米が収穫できるのはもう少し先ですが、タイミング的に今買った方が良いと判断しました。マッファローからは毛が取れるので、序盤の食料不足さえ乗り切れば、後は利益の方が大きいです。
米の収穫直前にバチバチが発生しました。水耕栽培器の農作物は、電力がなくなると急激に劣化しますので、すぐに太陽灯などの電力を切り、最優先で水耕栽培器に電気を供給すると良いです。
米が収穫可能になった途端、米に枯病が発生しました。バチバチといい、カサンドラによる執拗な兵糧攻めが発生しています。
防衛の基本部分ができたので、ご紹介します。唯一の進入路から入った敵に対し、近接武器の味方が壁の後ろから攻撃し、通路をマッファローが塞ぎ、その背後から銃で攻撃します。通常の襲撃はもちろん、トンネルタイプもこの方法で防衛します。
RimWorld 1.2までは制限ゾーンを使って簡単にできたことですが、RimWorld 1.3でも防衛陣地の一部をフェンスで囲うことで可能になります。欠点は、敵との間にあるフェンスとペンマーカーで銃の命中率が下がってしまうことです。
捕虜の勧誘に成功し、3交代制で研究しています。残りの1人が栽培と採掘をしていますが、潰れたスチールがマップ端ばかりにあり、また、積雪と人力のため運搬にも時間がかかっているため、スチールが不足気味です。
ベッドは、寝袋が良いです。岩製ベッドよりも眠りの質が良いですし、その上を通過する際に移動速度が下がりませんので、通路としても利用できます。
この中の2人は結婚していて、その2人は心情が高いので、睡眠時間以外は仕事の時間にしました。
拠点の周囲にタレットを置き、北西の通路のみタレットの射線が通らないようにしてあります。こうすることで、トンネルタイプも通路から入って来るようになります。タレットは、防衛に利用するより、トンネル誘導に利用した方が守りやすいです。
拠点の外壁に凹凸があると、タレットの射線が通らないとAIに判断されることもありますので、四角い建物の方が無難です。今回の場合なら、北側の備蓄部屋に微妙な凹凸があり、そこが少し心配です。
少し前に入植者の1人に勧誘意欲が発生したのですが、勧誘する機会がないまま期限切れになりそうだったので、太古の脅威を開けることにしました。ここには虫やメカノイドがいますが、カプセルの中に勧誘できる古代人がいる場合もあります。また、スチールやゴールドなどの資源も集まります。
戦闘後、古代人の1人を仲間に加えました。順調に仲間が増えていますが、看護しない人物が3人もいて、残りの2人も医術スキル5と2ですので、怪我や病気が心配です。
キャラバン隊で不要な物を売りに行き、ハスキーやプラスチールなどを買ってきたのですが、帰って来たらマッファローをペンマーカーの部屋に入れられなくなっていました。原因は、家畜の数の割に部屋が狭すぎることです。
色々と試して、ようやく1つ解決法が見つかりました。キャラバン隊で全マッファローを連れて行き、途中でキャンセルするだけです。動物が密集した部屋に新たな動物を入れることはできませんが、空室なら全頭同時に入れられます。
1年が経過したので、ここで全体をご紹介します。
反応炉の素材は、スチールをもう少し集めるだけです。研究はまだ先進組立製造ですが、もう建築と素材集めはほぼ終わったので、これからどんどん進めます。
拠点の四隅に人の破壊タイプ用の出城を作りました。ここに隠れて敵を攻撃し、向かって来たら内部の1マス幅通路で撃退します。今回は軍用ライフルを主要武器にしているので、この範囲なら届きます。射線を遮る山は既に解体し、岩盤部分には扉を建設して開放してあります。近くの岩の塊も徐々に回収します。
メカノイドの破壊タイプについては、野戦で射撃と後退を繰り返しながら倒す予定です。単純ですが、移動の遅い機械化シロアリと氷面なら効果的です。
意外と怖いのが輸送ポッド頭上です。近接1人とハスキー2頭では全ての敵に隣接できませんし、軍用ライフルでは自動式ショットガンほど近距離に強くありません。
汚染された船が落ちてきました。迫撃砲はありませんし、制限ゾーンを使えるペットも少ないですし、木材がないので小部屋を作る方法も使えませんので、遠距離攻撃で撃ち合います。
まずは、軍用ライフルの射程内にいる機械化カマキリと機械化ランスを倒します。機械化パイクのターゲットを確認したら、その人物は岩の塊に隠れ続け、狙われていない人物で接近すると良いです。
怪我の数はそれなりに多いですが、機械化パイクのニードルガンは低威力なので、軽傷で済みます。チャージランスを2発くらったのですが、2発とも防弾チョッキの部分だったので、致命傷には至りませんでした。
反応炉が完成し、早速起動しました。これから15日間の連続襲撃が開始されるのですが、反応炉が破壊されると建設からやり直しになりますので、念のため、壁で囲っておくと良いです。
その他のポイントとしては、建築と掃除の優先順位を上げて、時間割で娯楽と睡眠を細かく入れておくと良いです。これで、襲撃への準備と戦後処理が最適化されます。
現状で心配なことは、防具がかなり弱いことです。極寒の土地では、ハイパーウィーブかスランボの毛皮が素材として優秀なのですが、どちらも入手機会がなかったため、未だにマッファロ毛製パーカーを着ています。消耗戦となる襲撃タイプが連続すると、かなり危ないです。
12日の襲撃は連合体の準備タイプだったので、無傷で勝利できました。
13日夜の襲撃も連合体の準備タイプで、14日0時の襲撃は蛮族の準備タイプでした。通常の襲撃はスキル上げに丁度良いので、全部こちらへ向かって来て欲しかったのですが、敵の一部が交戦してしまいました。
南西から蛮族の破壊タイプが来ました。ベッドや寝床は1か所にまとめてありますので、敵の進む方角は明確です。
敵の方面にある出城へ移動し、そこから遠距離攻撃で敵を倒します。掘削した山の岩盤部分に扉を作っておいたのですが、敵はそれから破壊しようとしたので、近付かれる前に敵を撤退させることができました。
仮に、敵に接近された場合、軍用ライフルの4人が通路内に下がり、教授の位置で迎撃します。戦略は1マス幅通路と同じです。
トンネルタイプが来ましたが、この防衛なら無傷で勝てます。
この日は蛮族の破壊タイプも来ました。出城の構造として内部に引き入れることもできるのですが、こちらはカバーを利用できて、敵は遮蔽物がないので、そのまま撃ち合っても余裕で勝てます。使うとしたら、敵がライフルや狙撃銃を持っている時だけで十分かも知れません。
大氷原は移動速度がかなり遅いので、最短ルートに床と屋根を作ってあります。暗いと移動速度が下がるのですが、積雪による速度低下ほどではありません。
前日深夜に南東から蛮族の準備タイプが来て、この日の0時に南西から連合体の包囲タイプが来ました。迫撃砲のない今回は、包囲には軍用ライフルで野戦を仕掛ける予定だったのですが、同時襲撃は少々厄介です。
とりあえず強化バレルは欲しいので、敵の輸送ポッドが到着してから本格的に攻撃します。準備タイプが攻撃を開始するのが先で、その後に包囲が向かって来たので、拠点に戻ることも難しい状況だったのですが、準備タイプと包囲タイプの両方に狙われる経路(マップ南西から中央経由で北西へ)で移動し、敵同士を戦わせることに成功しました。画像のアルファベット名が連合体で、カタカナ名が蛮族です。
この間、蛮族数人に拠点に入られました。夜明け前なので、寝ているマッファローの隣を素通りされましたが、残した近接1人とハスキーで難なく撃退できました。
遠回りしていた軍用ライフル部隊が合流したら、あとの戦闘は単なるスキル上げ作業です。ほとんど怪我なく勝利できたのですが、2部隊の確認と操作は面倒でした。
利口タイプの蛮族が来ました。防衛ラインを木製壁で建築したり、拠点外に地熱発電を作ったりすると、このタイプに放火されるのですが、この拠点のように岩壁で作れば、普通の襲撃と同じです。
今回は敵全員が近接だったのですが、移動速度の遅いフェンスと氷面の影響もあり、マッファローに触れることすらさせずに勝利できました。
東からメカノイドの破壊タイプが来ました。機械化シロアリが先導するので、それを軍用ライフルで狙い撃ちます。
撃っては後退を繰り返し、確実に倒すことができるのですが、今回は機械化パイクが多かったこともあり、細かい攻撃を受けてしまいました。機械化シロアリを倒した後は出城に引いて、機械化パイクを射程内に引き付けてから射撃します。
北からメカノイドの破壊タイプが来ました。戦略は前回と同じですが、コツが分かりました。
まず、敵の東西南北から攻撃することです。銃の射程は円形ですが、移動は斜めが速いので、斜めから敵を攻撃すると、敵に素早く接近されてしまいます。
次に、画像のように横並びで一斉射撃し、敵の射程に入る直前に横並びで後退することです。RimWorld 1.3で新操作が加わったので、移動先を視覚的に確認できます。途中に岩の塊でもあれば隠れるのも良いのですが、カバーを重視して味方がばらばらになるより、一斉射撃と一斉後退を繰り返した方が敵の射程から外れやすいです。
敵の危険度でいえば、機械化ランスが要注意で、次が機械化カマキリ、それから機械化シロアリです。機械化パイクは弱いので、無視しても良いです。最強の機械化ムカデは最後に残し、近接役かペットに隣接させてから集中攻撃すれば、野戦でも十分戦えます。
北東から連合体の破壊タイプが来て、出城で難なく撃退できたのですが、敵の軍用ライフルは何発か被弾してしまいました。
ちなみに、今は太陽フレア中です。タレットに頼った防衛でないので、特に問題はないのですが、水耕栽培器の作物は一気に劣化してしまいますし、バイタルモニターが使えない分だけ治療の質が低下してしまいます。
8日は、南から蛮族のトンネルタイプが来ましたが、タレットで防衛陣地に誘導できるので、無傷で勝利できます。
9日も普通の襲撃なので、無傷で勝てます。
10日は、北西から蛮族の破壊タイプが来ました。出城で普通に迎撃していると、腹を空かせたヤマネコに背後から挟撃されましたが、特に問題はありませんでした。
10日の夕方には、南東から蛮族の破壊タイプが来ました。出城で普通に迎撃できると油断して、敵に隣接されてしまいましたが、深刻な怪我はありませんでした。
15日間の連続襲撃を終え、反応炉の準備が完了しました。極寒の土地なので、AI人格コアの入手方法が少し大変になる可能性はありますが、それ以外は特に問題なくクリアできるでしょう。ここで、今回のプレイを総括します。
いつもの大氷原なら、水耕栽培器は太陽灯の範囲いっぱいに建てて、ドラッグラボも利用するのですが、今回はスチールやコンポーネントに余裕がなかったので、マッファローを繁殖させて、その肉や毛を交易の資金源にしました。RimWorld 1.3のアップデートで草食動物の空腹速度が低下したので、極寒の土地でも飼いやすくなっています。
1.3新要素の活用例や温帯森林拠点の実例1.3では、家畜の寝床を拠点外に密集させて、破壊タイプをそこへ誘導したのですが、今回は四方に出城を作り、そこで迎撃しました。結果としては大成功なのですが、これは大氷原や海氷の移動速度と木のない環境だから成功しただけで、どの気候や地形でも通用するとは思えません。他で使うとしても、砂漠くらいです。
今回は発生しませんでしたが、軍用ライフル中心では輸送ポッド頭上に苦労すると予想されます。その対策として、リリースできるペットも増やしておいた方が良いです。
マッファローで敵を足止めする戦略ですが、普通の敵はマッファローと殴り合う前に各個撃破できてしまうので、正直、機能したかどうか判断できません。個人的には、フェンスとペンマーカーによる命中率低下の方が気になります。機械化ムカデに手間取るような戦術だと、重ブラスター砲や火炎筒投射機で大損害を受けたり、壁が破壊されてマッファローが逃げたりするはずです。
画像を縮尺したため、数字が潰れていますが、X軸の日数は9日おきで、Y軸の資産は約18500おきです。最終的な総資産は87178です。
建物資産が緑線、生物資産が青線、アイテム資産がオレンジ線です。敵が増えすぎると野戦で勝てなくなるため、敵の装備品はそれほど回収しないで、資産の増加を抑えました。